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お知らせ2024年7月25日

滋賀県立大学の秋山毅氏が新たに技術顧問に就任

この度、滋賀県立大学の准教授である秋山毅氏を技術顧問として、招聘したことをお知らせします。

背景
当社では、毛髪中に蓄積された微量のホルモンを測定することで、ヒトの慢性的な健康状態を定量測定する技術開発を行ってまいりました。秋山氏とは、当社の立ち上げ時から、技術的な親和性を感じ合い、令和4年度滋賀県中小企業新技術開発プロジェクト補助金を活用した「プラズモニックナノ構造を用いた毛髪中バイオマーカーの定量評価方法の確立」をテーマとした共同研究から本格的に研究開発をともにしてきました。今後は、秋山氏が専門とする材料化学の知見を活用し、毛髪中の微量ホルモンを入スループットに定量化する技術の開発体制を築いてまいります。

秋山毅氏の略歴
1997年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。同年 日本学術振興会特別研究員(PD)、1998年 九州大学工学部助手(2007年 助教に職名変更)を経て、2010年 滋賀県立大学工学部准教授、2021年 同大学先端工学研究院 准教授。 金・銀ナノ粒子およびその組織体の作製と光電変換・太陽電池・高感度分光分析への応用、電解重合法による導電性高分子薄膜の作製と太陽電池応用、n型半導体としてのフラーレンを主鎖に含む重合体の開発など、光エネルギー利用の高効率化に貢献する材料開発研究に従事している。

秋山毅氏からのコメント
この度、技術顧問として就任いたしました秋山 毅と申します。研究の興味の対象は、分光分析の高感度化、太陽電池の高効率化など、光の高効率利用を加速する材料の開発です。基礎的な研究とともに、社会実装につながる研究シーズの開拓にも強い興味を持っています。
この数年来、高感度分光分析技術に基づくバイオマーカーの高速検出を目指して株式会社イヴケアとの共同研究を進めており、その成果の一部は特許登録もされています。現在もこの目的の達成を目指して、研究開発を展開しております。
さて今回、より広い化学・材料に関する研究者としての立場・視点から、株式会社イヴケアを支援する技術顧問としてご一緒させていただくことになりました。
振り返れば、株式会社イヴケアの起業前から知己を得、立ち上げ、発展を近い距離感で見聞きしておりました。その後、共同研究のパートナーとなり、今回、より近い立場となったこと、とてもうれしく思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

代表取締役社長CEO  五十棲からのコメント
この度は、秋山毅先生が当社の技術顧問としてご就任いただきましたこと、大変心強く思います。秋山先生とは、起業当初から研究開発でご一緒させていただいておりますが、先生がご専門とされる領域と当社の技術的な親和性が高いことはもちろん、それ以上に、先生のお人柄に強く惹かれ、いま一緒に研究をともにさせていただいているのだなと改めて感じております。
ラマン分析のテーマも実装までの道のりが果てしないもののように評価されることがありますが、先生の笑顔と「これは面白いかもしれない」という一言で、次の結果がいつも待ち遠しくなります。そうした、ワクワクを常に感じている研究者とこれから、さらに連携を強めて研究開発・事業開発に取り組めることを非常に嬉しく思っております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

<お問い合わせ先>
株式会社イヴケア
代表取締役社長 五十棲 計
info@evcare.co.jp